物語の入り口
花の盛りに、生と死を想う。
春の幻想郷で、桜だけでなく向日葵や秋の花まで一斉に咲き出した。花を楽しむ者、調べる者、それぞれの立場から出会いと対戦が重なり、六十年に一度の出来事と死者の魂の行き先へ話がつながる。
このページでは「東方言えるかな」の画像で紹介した人物を中心に、能力・性格・関係・住まいをたどります。ほかの作品から再び登場する人物や、画像のない登場人物についても、作品の流れに沿って補足しています。
舞台を知ると、人物が見えてくる。
物語をつなぐ場所
対戦形式の作品で、従来作のように全員が共通の1面から6面へ進む配置ではない。人物ごとに物語と対戦相手が変わる。無名の丘や太陽の畑は妖怪の活動場所で、三途の河や彼岸は死者に関わる仕事の場でもある。小町は魂を運ぶ船頭、映姫はその先で死者を裁く閻魔を務める。
参照:東方花映塚 マニュアル 日本語原文の転載 / 東方花映塚 キャラ設定.txt(ZUN、2005年)日本語原文の転載
東方花映塚の人物・能力早見表
名前を選ぶと、その人物の詳しい紹介に移動します。能力の説明と住まい、周囲の人との関係を合わせて読むと、物語での役割も見えてきます。
| 人物 | 登場・役割 | 能力 |
|---|---|---|
| メディスン・メランコリー | 自機・対戦相手 | 毒を操る程度の能力 |
| 風見幽香 | 自機・対戦相手 | 花を操る程度の能力 |
| 小野塚小町 | 自機・対戦相手。三途の河の船頭 | 距離を操る程度の能力 |
| 四季映姫・ヤマザナドゥ | 本編の主要な最終対戦相手・自機。幻想郷担当の閻魔 | 白黒はっきりつける程度の能力 |
人数はこのページの個別紹介対象です。全登場人物の総数・新規登場人数という意味ではありません。
一人ひとりの物語
自機・対戦相手
メディスン・メランコリー
めでぃすん・めらんこりー

鈴蘭畑に捨てられた人形が、長い年月を経て妖怪になった存在。人形として過ごした時間と、妖怪になってからの年数は別で、花映塚の設定では妖怪としてはまだ新米とされる。毒が生き物へ及ぼす作用を知り、人を操る方法を身に付けた。人形が人間に使われることに反発し、人形の解放を願うが、ほかの普通の人形は自力では動かない。この目的と経験の浅さが人物像の核になる。花の異常な開花によって、自分の知らない大きな力が幻想郷にあることを知った。
- 登場
- 自機・対戦相手
- 能力
- 毒を操る程度の能力花映塚
どんな能力?
植物の毒などを利用し、生物へ影響を与える。本人は生物でないため毒が効かないとゲーム設定にある。
どんな性格?
人形解放を強く望むが、妖怪としての経験が浅い。純粋なところがある一方、その毒は人間にとって危険でもある。
人物とのつながり人間に使われる人形の解放を願っている。特定の主人は、原作の人物設定では示されていない。
設定をもう少し詳しく
自分で動く妖怪化した人形で、アリスが操作する人形とは仕組みが異なる。アリスの娘や所有物という設定もない。
参照:東方花映塚 キャラ設定.txt(ZUN、2005年)日本語原文の転載 / 東方求聞史紀 メディスン・メランコリー 日本語原文の転載
人物一覧へ戻る ↑自機・対戦相手
風見幽香
かざみ ゆうか

花を好み、季節ごとに咲いている場所を訪れる妖怪。花映塚では一斉開花の意味を知っており、すぐに解決へ走るのでなく、珍しい景色を楽しもうとしていた。『求聞史紀』では太陽の畑が主な活動場所とされる。能力そのものは花を咲かせる、向日葵の向きを変えるなどだが、それとは別に高い妖力と身体能力を持つ。優雅な物腰とは別に、人間にとって危険な力も持っている。一方、勝負の規則に従い、決着が付けばそれを受け入れる側面も記されている。
- 登場
- 自機・対戦相手
- 能力
- 花を操る程度の能力花映塚/求聞史紀
どんな能力?
花の開花や向きなどに働きかける。高い戦闘力は花の能力だけに由来すると説明されているわけではない。
どんな性格?
花を楽しみ、戦いを恐れず、相手の感情を逆なですることもある。一方で、勝負の規則と決着は受け入れるとされる。
人物とのつながり六十年の出来事を知る立場。映姫や小町と同じ仕事・組織に属するわけではない。
設定をもう少し詳しく
花を操るから今回の異変の犯人、とはならない。妖精でも植物そのものでもなく、種族は妖怪。
参照:東方花映塚 キャラ設定.txt(ZUN、2005年)日本語原文の転載 / 東方求聞史紀(2006年)人物項目・日本語原文の転載
人物一覧へ戻る ↑自機・対戦相手。三途の河の船頭
小野塚小町
おのづか こまち

三途の河で死者の魂を対岸へ運ぶ死神。映姫の部下であり、魂を裁く役目ではなく、裁きを受ける場所へ渡す側を担当する。距離を変える能力は河幅にも関係し、渡る者によって道のりが変わる。おしゃべり好きで威勢のよい口調を持ち、仕事も自分のペースで進める。花映塚では魂が多すぎて仕事の処理量を超え、取り残された霊が花へ宿った。異変の背景には小町の対応に加え、六十年に一度の出来事による魂の増加もある。
- 登場
- 自機・対戦相手。三途の河の船頭
- 能力
- 距離を操る程度の能力花映塚/求聞史紀
どんな能力?
物の間の距離を操り、三途の河を渡る道のりにも影響する。魂の罪を白黒判定するのは映姫の役割。
どんな性格?
話し好きで気風がよく、マイペース。仕事をさぼることもあるが、死者の魂を渡す船頭という役目を持っている。
人物とのつながり上司は四季映姫・ヤマザナドゥ。
設定をもう少し詳しく
死神の中でも担当は三途の河の船頭で、誰の命でも自由に奪う役目ではない。能力の正式名は『距離を操る』力。
参照:東方花映塚 キャラ設定.txt(ZUN、2005年)日本語原文の転載 / 東方求聞史紀(2006年)人物項目・日本語原文の転載
人物一覧へ戻る ↑本編の主要な最終対戦相手・自機。幻想郷担当の閻魔
四季映姫・ヤマザナドゥ
しきえいき・やまざなどぅ

死者の行いを裁く閻魔で、幻想郷の死者を担当する。小町から運ばれる魂が減ったことを調べる中で、花の異変の事情を理解する。生前の行いを細かく見て判断するため、単に気分で怒って罰する人物ではない。『求聞史紀』では、まだ生きている者が地獄へ落ちるような道を進まないよう、休暇中にも警告して改善を促すと説明される。説教が長く近寄りがたい一方、言葉の目的は相手のためでもある。その厳しさには、相手が罪を重ねる前に救おうとする思いもある。
- 登場
- 本編の主要な最終対戦相手・自機。幻想郷担当の閻魔
- 能力
- 白黒はっきりつける程度の能力花映塚
どんな能力?
善悪などの白黒を明確にする。死者を裁くときには過去の行いを映す浄玻璃の鏡も用いると求聞史紀にある。
どんな性格?
厳格で説教好き。ただし助言は相手が過ちを改めるためでもある。
人物とのつながり小野塚小町の上司。数多く存在する閻魔の一人で、幻想郷を担当する。
設定をもう少し詳しく
『ヤマザナドゥ』は本名の姓ではなく担当部署・役職に関わる呼称。閻魔全体を一人で支配する唯一神という意味ではない。
参照:東方花映塚 キャラ設定.txt(ZUN、2005年)日本語原文の転載 / 東方求聞史紀(2006年)人物項目・日本語原文の転載
人物一覧へ戻る ↑人物の関係から、物語を読む
読む前後に、気になること
画像の能力名と本文が違う場合は?
動画用カードには短縮した言い方や、別作品での表記が含まれます。本文は参照資料の能力名を示し、確認できた違いを画像の下や紹介欄で補足しています。
登場したステージが、その人の家なの?
必ずしも同じではありません。自宅・活動拠点・出会う場所を分けて記載しています。所在地が分からない場合に、ステージ背景から家の場所を作ることはしていません。
背景イラストは公式の風景?
いいえ。このブログのために新しく制作した二次創作です。舞台の雰囲気を楽しむ絵としてご覧ください。建物の構造や位置関係を示す公式資料ではありません。
名前から、次の物語へ。
誰と暮らし、何を守り、どんな力を使うのか。
つながりが分かると、あの一枚のイラストが
幻想郷への入り口になります。
参考資料・出典とクレジット
公式サイトと、原作付属文書・書籍の転載先を区別して参照しています。THBWiki・Touhou Wikiは非公式サイトです。書籍の作中人物による推測や証言を、無条件の確定設定にはしていません。全資料の現物照合・全ルートの実機確認を行ったという意味ではありません。
- 一次資料の非公式転載東方花映塚 マニュアル 日本語原文の転載 ↗
- 一次資料の非公式転載東方花映塚 キャラ設定.txt(ZUN、2005年)日本語原文の転載 ↗
- 一次資料の非公式転載東方求聞史紀 メディスン・メランコリー 日本語原文の転載 ↗
- 一次資料の非公式転載東方求聞史紀(2006年)人物項目・日本語原文の転載 ↗
作中の稗田阿求の記録。推測・目撃談・評価は客観的な確定事項へ置き換えない。
- 一次資料の非公式転載東方求聞史紀(2006年)人物項目・日本語原文の転載 ↗
作中の稗田阿求の記録。推測・目撃談・評価は客観的な確定事項へ置き換えない。
- 一次資料の非公式転載東方求聞史紀(2006年)人物項目・日本語原文の転載 ↗
作中の稗田阿求の記録。推測・目撃談・評価は客観的な確定事項へ置き換えない。
原作:東方Project/上海アリス幻樂団・ZUN。黄昏フロンティア制作の公式作品および公式書籍も出典に沿って参照。
画像:本ブログ制作者が動画用にAIで制作した人物イラストと、本記事用にAIで制作した風景。公式立ち絵・公式MVの画像ではありません。
きっかけとなった楽曲:森羅万象 × ちょこふぁん「東方言えるかな」。非公式の人物紹介記事です。
