物語の入り口

眠れる聖人と、欲のゆくえ。

春の幻想郷に現れる神霊を追い、旅は冥界から命蓮寺の周辺、その地下に眠る霊廟へ進む。ここでいう神霊には、人の欲が形になったものという説明がある。花見の季節の穏やかさの奥で、長く眠った聖人の復活と、寺の妖怪たちの警戒が重なっていく。

このページでは「東方言えるかな」の画像で紹介した人物を中心に、能力・性格・関係・住まいをたどります。ほかの作品から再び登場する人物や、画像のない登場人物についても、作品の流れに沿って補足しています。

詳しく紹介7人
舞台の手がかり命蓮寺の墓地と神霊廟
読める内容能力・性格・暮らし
SCENE OF GENSOKYO

舞台を知ると、人物が見えてくる。

01

命蓮寺の参道・墓地

読経や掃除の行われる寺の周りに、山彦、小傘、墓地を守る芳香が現れる。同じ場所にいる三人でも、所属や目的は別々。

参照:『東方神霊廟』附属キャラ設定・Extraストーリー / 『東方求聞口授』人物記録:幽谷响子

02

夢殿大祀廟

神子たちの復活に関わる地下の霊廟。命蓮寺の下に位置するという偶然が、仏教勢力と道教勢力の緊張につながる。

参照:『東方神霊廟』附属キャラ設定・Extraストーリー

03

仙人の生活

復活後の神子たちには、長く眠っていた霊廟とは別の住まいがある。仙人の生活空間は通常の村の家とは異なり、詳しい所在や内部の構造は明らかになっていない。

参照:『東方神霊廟』附属キャラ設定・Extraストーリー / 『東方求聞口授』人物記録:丰聪耳神子

CHARACTER INDEX

東方神霊廟の人物・能力早見表

名前を選ぶと、その人物の詳しい紹介に移動します。能力の説明と住まい、周囲の人との関係を合わせて読むと、物語での役割も見えてきます。

詳しい出典・作品ごとの表記の違いは各人物の紹介へ。
人物登場・役割能力
幽谷響子2面ボス音を反射させる程度の能力
宮古芳香3面ボス・4面で青娥とともに登場何でも喰う程度の能力
霍青娥4面ボス壁をすり抜けられる程度の能力
蘇我屠自古5面中ボス雷を起こす程度の能力
物部布都5面ボス風水を操る程度の能力
豊聡耳神子6面ボス十人の話を同時に聞く事が出来る程度の能力
二ッ岩マミゾウExtraボス化けさせる程度の能力

人数はこのページの個別紹介対象です。全登場人物の総数・新規登場人数という意味ではありません。

PORTRAITS & STORIES

一人ひとりの物語

01

2面ボス

幽谷響子

Kasodani Kyouko

山彦
幽谷響子の動画用二次創作イラスト
「東方言えるかな」用の二次創作イラスト。原作の公式立ち絵ではありません。

呼び声に返事をする山彦の妖怪。人々が山彦を妖怪と思わなくなるなかで仏門に入り、命蓮寺で修行するようになった。『求聞口授』では、門前の掃除や耳で覚えた読経が日常として紹介される。静かな寺と元気な声の取り合わせが、彼女のいる景色をつくる。

登場
2面ボス
能力
音を反射させる程度の能力東方神霊廟・製品版附属設定

どんな性格?

明るく反応がよい一方、人とばったり会うと隠れる臆病さもある。元気な大声と好戦的な性格は同じではない。

人物とのつながり命蓮寺で修行する妖怪。読経が得意でも、その意味まで理解しているとは限らない。

設定をもう少し詳しく

山彦を音の反射とする説明を『迷信』と呼ぶのは、妖怪が生きる作品世界の視点によるもの。現実の音響学の説明とは文脈が異なる。

参照:『東方神霊廟』附属キャラ設定・Extraストーリー / 『東方求聞口授』人物記録:幽谷响子

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02

3面ボス・4面で青娥とともに登場

宮古芳香

Miyako Yoshika

キョンシー
宮古芳香の動画用二次創作イラスト
「東方言えるかな」用の二次創作イラスト。原作の公式立ち絵ではありません。

青娥に動かされる、古代日本人の死体。墓地の奥で霊廟へ近づく者を阻む。キョンシーとしての強さは、痛みを感じない体や霊を食べて回復する戦い方に現れる。守衛としての行動は、生きている人間の自由な意思ではなく、主である青娥の術に従っている。

登場
3面ボス・4面で青娥とともに登場
能力
何でも喰う程度の能力東方神霊廟・製品版附属設定

どんな性格?

忠実に命令を実行するが判断は柔軟ではない。『求聞口授』でも、生前の人格をそのまま知ることはできないとされる。

人物とのつながり霍青娥に操られるキョンシー。親しげな様子も描かれるが、対等な人間同士の主従とは異なる関係にある。

設定をもう少し詳しく

生前の特定の歴史人物との同一性や、死因は確認されていない。阿求による来歴の説明にも、推測にとどまる部分がある。

参照:『東方神霊廟』附属キャラ設定・Extraストーリー / 『東方求聞口授』人物記録:东方求闻口授/宫古芳香

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03

4面ボス

霍青娥

Kaku Seiga

邪仙
霍青娥の動画用二次創作イラスト
「東方言えるかな」用の二次創作イラスト。原作の公式立ち絵ではありません。

青娥娘々の名でも呼ばれる邪仙。芳香を操り、神子へ道教を伝えた人物でもある。『求聞口授』では壁抜けに使う道具や、興味を持った相手を訪ねて各地を巡る姿が語られる。仙人ではあるが、誰にでも親切な道徳的指導者という人物ではない。

登場
4面ボス
能力
壁をすり抜けられる程度の能力東方神霊廟・製品版附属設定

どんな性格?

自分の望みを優先し、目的のために人を欺くこともいとわない。物を集めるより人への関心が目立つ。

人物とのつながり芳香の操り主。神子に道教を勧めた縁があるが、神子たちとの結束をいつも最優先するとは限らない。

設定をもう少し詳しく

壁抜けの具体像は『求聞口授』では鑿で通り道を作る説明。体が常に霊体であるという意味ではない。

参照:『東方神霊廟』附属キャラ設定・Extraストーリー / 『東方求聞口授』人物記録:东方求闻口授/霍青娥

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04

5面中ボス

蘇我屠自古

Soga no Toziko

亡霊
蘇我屠自古の動画用二次創作イラスト
「東方言えるかな」用の二次創作イラスト。原作の公式立ち絵ではありません。

古代の蘇我氏に連なる亡霊で、神子に仕える。『求聞口授』では怒りと雷が結び付く存在として紹介される。一方、亡霊になったことを一方的な不幸と感じ続けているわけではなく、肉体のない生活を受け入れているという点が興味深い。

登場
5面中ボス
能力
雷を起こす程度の能力東方神霊廟・製品版附属設定

どんな性格?

気が強く怒りっぽいが、情に脆い。強気な口調と仲間への情を併せ持つ。

人物とのつながり物部布都とともに神子に仕える。布都との因縁はあるものの、原作では持ちつ持たれつの関係とされる。

設定をもう少し詳しく

蘇我氏と物部氏には歴史上の対立があるが、屠自古と布都は常に憎み合っているわけではない。二人の関係や来歴には、作品独自の歴史解釈が含まれる。

参照:『東方神霊廟』附属キャラ設定・Extraストーリー / 『東方求聞口授』人物記録:苏我屠自古

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05

5面ボス

物部布都

Mononobe no Futo

人間?(尸解仙を自称する道士)
物部布都の動画用二次創作イラスト
「東方言えるかな」用の二次創作イラスト。原作の公式立ち絵ではありません。

長い眠りを経て現代の幻想郷へ戻った道士。『求聞口授』では、古代の感覚を残しているため周囲とのずれがありつつ、温厚な人物と説明される。皿は後年の能力描写だけでなく尸解仙の術とも結び付くが、原作の能力名はあくまで風水である。

登場
5面ボス
能力
風水を操る程度の能力東方神霊廟・製品版附属設定

どんな性格?

温厚だが、考え方には古さが残る。長い眠りを経たため、現代の生活や感覚に不慣れな面がある。

人物とのつながり神子に仕える。屠自古とは過去の因縁を持つ仲間で、共同して神子を支える。

設定をもう少し詳しく

初登場時の種族欄は『人間?』と疑問符付きで記されており、通常の人間と確定した表記ではない。

参照:『東方神霊廟』附属キャラ設定・Extraストーリー / 『東方求聞口授』人物記録:物部布都

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06

6面ボス

豊聡耳神子

Toyosatomimi no Miko

聖人
豊聡耳神子の動画用二次創作イラスト
「東方言えるかな」用の二次創作イラスト。画像では『聞くこと』、附属設定では『聞く事』と表記されている。意味に違いはない。

長い眠りから復活する聖人。複数の声を聞き分けるだけでなく、内容を理解して応じる才能が人物像の中心にある。『求聞口授』では冗談めいた軽さと、相手に隙を見せない威厳の双方が語られる。古代に由来する来歴と、現代の幻想郷で見せる軽妙な振る舞いの両方が、彼女の個性となっている。

登場
6面ボス
能力
十人の話を同時に聞く事が出来る程度の能力東方神霊廟・製品版附属設定

どんな性格?

才能への自信と、政治に関わる視野を持つ。厳粛な姿だけでなく、軽妙な応対も見せる。

人物とのつながり青娥から道教を学び、布都・屠自古に仕えられる。命蓮寺の存在が復活に関わる障害となった。

設定をもう少し詳しく

聖徳太子の伝説を取り入れた作品内の人物。原作で描かれる宗教や歴史の筋書きには、史実とは異なる作品独自の解釈がある。

参照:『東方神霊廟』附属キャラ設定・Extraストーリー / 『東方求聞口授』人物記録:丰聪耳神子

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07

Extraボス

二ッ岩マミゾウ

Futatsuiwa Mamizou

化け狸
二ッ岩マミゾウの動画用二次創作イラスト
「東方言えるかな」用の二次創作イラスト。原作の公式立ち絵ではありません。

佐渡から幻想郷へ来た化け狸。自分だけでなく、別のものも化かせる点が能力名の読みどころとなる。『求聞口授』では外の世界で人間社会と関わってきた狸の大物として記録される。大きな尾と落ち着いた話し方には、古参の妖怪らしい存在感がある。

登場
Extraボス
能力
化けさせる程度の能力東方神霊廟・製品版附属設定

どんな性格?

人を化かすことを楽しみ、親分らしい威厳と世慣れた応対を持つ。相手を騙すことと、いつも害を与えることは同じではない。

人物とのつながりぬえの旧友で、その呼びかけを受けて来訪する。寺を守る狙いで呼ばれたが、最初から白蓮の命令で来たわけではない。

設定をもう少し詳しく

佐渡に狐がいないという話は、作中で語られる噂。変化によって、相手の性質をすべて完全に得られるとまでは説明されていない。

参照:『東方神霊廟』附属キャラ設定・Extraストーリー / 『東方求聞口授』人物記録:东方求闻口授/二岩猯藏

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CONNECTIONS

人物の関係から、物語を読む

幽谷響子

命蓮寺で修行する妖怪。読経が得意でも、その意味まで理解しているとは限らない。

宮古芳香

霍青娥に操られるキョンシー。親しげな様子も描かれるが、対等な人間同士の主従とは異なる関係にある。

霍青娥

芳香の操り主。神子に道教を勧めた縁があるが、神子たちとの結束をいつも最優先するとは限らない。

蘇我屠自古

物部布都とともに神子に仕える。布都との因縁はあるものの、原作では持ちつ持たれつの関係とされる。

物部布都

神子に仕える。屠自古とは過去の因縁を持つ仲間で、共同して神子を支える。

豊聡耳神子

青娥から道教を学び、布都・屠自古に仕えられる。命蓮寺の存在が復活に関わる障害となった。

二ッ岩マミゾウ

ぬえの旧友で、その呼びかけを受けて来訪する。寺を守る狙いで呼ばれたが、最初から白蓮の命令で来たわけではない。

QUESTIONS

読む前後に、気になること

画像の能力名と本文が違う場合は?

動画用カードには短縮した言い方や、別作品での表記が含まれます。本文は参照資料の能力名を示し、確認できた違いを画像の下や紹介欄で補足しています。

登場したステージが、その人の家なの?

必ずしも同じではありません。自宅・活動拠点・出会う場所を分けて記載しています。所在地が分からない場合に、ステージ背景から家の場所を作ることはしていません。

背景イラストは公式の風景?

いいえ。このブログのために新しく制作した二次創作です。舞台の雰囲気を楽しむ絵としてご覧ください。建物の構造や位置関係を示す公式資料ではありません。

名前から、次の物語へ。

誰と暮らし、何を守り、どんな力を使うのか。
つながりが分かると、あの一枚のイラストが
幻想郷への入り口になります。

ほかの作品の人物に会いにいく →
REFERENCES

参考資料・出典とクレジット

公式サイトと、原作付属文書・書籍の転載先を区別して参照しています。THBWiki・Touhou Wikiは非公式サイトです。書籍の作中人物による推測や証言を、無条件の確定設定にはしていません。全資料の現物照合・全ルートの実機確認を行ったという意味ではありません。

  1. 公式サイト上海アリス幻樂団『東方神霊廟』公式紹介 ↗

    Web閲覧結果は文字コード崩れあり

  2. primary-reprint『東方神霊廟』附属キャラ設定・Extraストーリー ↗
  3. primary-reprint『東方求聞口授』人物記録:幽谷响子 ↗
  4. primary-translation-reprint『東方求聞口授』人物記録:东方求闻口授/宫古芳香 ↗
  5. primary-translation-reprint『東方求聞口授』人物記録:东方求闻口授/霍青娥 ↗
  6. primary-reprint『東方求聞口授』人物記録:苏我屠自古 ↗
  7. primary-reprint『東方求聞口授』人物記録:物部布都 ↗
  8. primary-reprint『東方求聞口授』人物記録:丰聪耳神子 ↗
  9. primary-translation-reprint『東方求聞口授』人物記録:东方求闻口授/二岩猯藏 ↗

原作:東方Project/上海アリス幻樂団・ZUN。黄昏フロンティア制作の公式作品および公式書籍も出典に沿って参照。

画像:本ブログ制作者が動画用にAIで制作した人物イラストと、本記事用にAIで制作した風景。公式立ち絵・公式MVの画像ではありません。

きっかけとなった楽曲:森羅万象 × ちょこふぁん「東方言えるかな」。非公式の人物紹介記事です。