物語の入り口
天気と感情、運命の交わる場所。
完全憑依に乗じる姉妹、天界から騒ぎを起こす天人、希望の面を失った面霊気。ここでは動画の順番に、三つの対戦作品を彩る5人を紹介します。別々の異変なので、全員が同じ事件を起こしたという意味ではありません。
このページでは「東方言えるかな」の画像で紹介した人物を中心に、能力・性格・関係・住まいをたどります。ほかの作品から再び登場する人物や、画像のない登場人物についても、作品の流れに沿って補足しています。
舞台を知ると、人物が見えてくる。
憑依華 — 完全憑依と勝運
二人が一組となる完全憑依を、依神姉妹が利用します。相手へ取り憑く仕組みと、女苑・紫苑それぞれの力が絡み合う物語。
緋想天 — 地上と天界
天界の退屈な日常から地上を見つめる天子。雲の中を暮らしの場にする衣玖。近い空の世界にいても役割は違います。
心綺楼 — 人間の里と感情
里の人々が刹那的な祭りへ向かい、宗教家たちが人心を集めようと動きます。その背後で、希望を失ったこころの感情が揺れています。
東方憑依華&東方緋想天&東方心綺楼の人物・能力早見表
名前を選ぶと、その人物の詳しい紹介に移動します。能力の説明と住まい、周囲の人との関係を合わせて読むと、物語での役割も見えてきます。
人数はこのページの個別紹介対象です。全登場人物の総数・新規登場人数という意味ではありません。
一人ひとりの物語
東方憑依華
依神女苑
よりがみ じょおん

きらびやかな装いの奥に、他人の財産を使わせる疫病神の力を隠す女苑。姉の紫苑と組み、完全憑依という仕組みを利用します。持っている金品の多さと、本人がお金を蓄えられるかどうかは別の問題です。
- 登場
- 完全憑依異変の中心となる姉妹の妹
- 能力
- 財産を消費させる程度の能力『東方憑依華』付属設定
どんな能力?
相手に取り憑き、言葉で誘導し、自分から貢ぐように財産を使わせます。単にお金を盗み取るだけでなく、相手の消費行動へ働きかけるのが特徴。姉の不運を相手へ押し付ける作戦も考えました。
どんな性格?
相手を支配しようとする気持ちが強く、思い通りに振る舞いたがる性格。人を惹き付けるところがありながら、最後には周囲を不幸にして恨まれる、その矛盾が人物像の中心です。
人物とのつながり紫苑の妹。姉妹で協力しますが、女苑は姉の力を道具のように利用しようとします。姉と妹の能力を混ぜずに覚えると異変の仕組みが分かります。
設定をもう少し詳しく
種族は疫病神ですが、この作品で明示される能力は財産の消費です。種族名と能力の内容を分けると、女苑がどのように人々を困らせるのかが見えてきます。
東方憑依華
依神紫苑
よりがみ しおん

女苑の姉で、不運をもたらす貧乏神。誰かに取り憑いて豊かになろうとしても、自分自身まで不運に巻き込まれます。妹の華やかさに対して、暮らしの貧しさが外見にも表れた人物です。
- 登場
- 完全憑依異変の中心となる姉妹の姉
- 能力
- 自分も含め不運にする程度の能力『東方憑依華』付属設定
どんな能力?
対象の運気を下げるだけでなく、失われた財産や運が借金・不運へ変わって自身に蓄積されます。それが一度に噴き出す性質もあり、いつでも自分だけは安全という能力ではありません。
どんな性格?
自信が乏しく、他人に頼りがち。何をしても貧乏から抜け出せないため、行動しようとする気力を失っている、と付属設定では説明されます。
人物とのつながり妹の女苑と一組で行動します。姉だから妹を常に率いているわけではなく、むしろ妹の企てに利用される関係です。
設定をもう少し詳しく
周囲を貧しくする反面、財産が原因となる災いから守る神としての側面も説明されます。本人も不運に巻き込まれるため、周囲への悪意だけでは捉えきれない力です。
東方緋想天
比那名居天子
ひななゐ てんし

天界の退屈な暮らしに飽き、地上の異変をうらやましく思った天人。自らも騒ぎを起こそうと天界を飛び出します。悟りを開いた聖人というイメージからは大きく離れた、俗っぽく人間らしい欲求を持っています。
- 登場
- 天候と地震に関わる異変の中心人物
- 能力
- 大地を操る程度の能力『東方緋想天』付属設定
どんな能力?
地震を起こしたり鎮めたり、大地に変化を与える力があります。要石を扱う家の出身でもあります。一方、天気に関わる気質を見極める力は、持ち出した道具「緋想の剣」の説明と区別する必要があります。
どんな性格?
恵まれた環境で育ち、自分の力に強い自信を持っています。周囲の都合より好奇心や楽しさを優先しがちで、能力を侮られると怒るところもあります。
人物とのつながり比那名居の一族とともに天界へ住むようになった存在。衣玖も空に関わる人物ですが、彼女を天子の専属メイドや家族とする設定ではありません。
原作の音楽有頂天変 ~ Wonderful Heaven
設定をもう少し詳しく
自力で長い修行を積んで天人になったという来歴ではありません。付属おまけは開発初期の参考設定を含む旨が記されています。
東方緋想天
永江衣玖
ながえ いく

雲の中を泳ぐように暮らし、龍の言葉から重要な知らせを人間や妖怪へ伝える存在。長く緋色に光る羽衣が目印です。天人の天子と同じく空の側にいますが、種族も役目も異なります。
- 登場
- 龍の世界と人間の世界をつなぐ使い
- 能力
- 空気を読む程度の能力『東方緋想天』付属設定
どんな能力?
場の性質を素早くつかみ、それに合わせて振る舞う力。日常会話の気遣いというだけではなく、自分の存在を薄くして攻撃を受け流す説明にもつながっています。
どんな性格?
自分が中心になるより、周囲の動きを静かに見守る性格。のんびりしていて面倒を避けたがる一面もあり、強く自己主張して場を乱すことは少ないとされます。
人物とのつながり龍神の様子を見守り、必要なことを伝える立場です。地上の人々を常に害する妖怪としては描かれていません。
原作の音楽黒い海に紅く ~ Legendary Fish
設定をもう少し詳しく
踊りのポーズにまつわるファンの連想と、原作で明記された性格・役割は分けて読むのが分かりやすい人物です。
東方心綺楼
秦こころ
はたの こころ

長い年月を経て妖怪になった面の集合体。顔はあまり動かなくても、面にはさまざまな感情が宿っています。「表情が乏しいから感情がない」と考えると、彼女の特徴を取り違えてしまいます。
- 登場
- 希望の面の喪失に関わる中心人物
- 能力
- 感情を操る程度の能力『東方心綺楼』付属設定
どんな能力?
66の面にそれぞれ感情が割り当てられ、身に付けた面で感情が変わり、近くの者にも影響します。面のひとつが欠けると均衡が崩れ、感情の力が暴走することがあります。
どんな性格?
感情が安定しているときほど表に出さず、静かに過ごす性質。異変中の激しい行動だけを、普段の性格すべてと捉えないことが大切です。
人物とのつながり秦河勝が使っていた面に由来すると説明されます。希望の面を失ったことが、人間の里のお祭り騒ぎと心の変化につながりました。
設定をもう少し詳しく
面は装飾品だけではなく、本人の感情と結び付く存在です。面を失った理由についても、付属設定は確定的には説明していません。
参照:『東方心綺楼』付属おまけ・キャラ設定 / 黄昏フロンティア『東方心綺楼』公式サイト
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読む前後に、気になること
画像の能力名と本文が違う場合は?
動画用カードには短縮した言い方や、別作品での表記が含まれます。本文は参照資料の能力名を示し、確認できた違いを画像の下や紹介欄で補足しています。
登場したステージが、その人の家なの?
必ずしも同じではありません。自宅・活動拠点・出会う場所を分けて記載しています。所在地が分からない場合に、ステージ背景から家の場所を作ることはしていません。
背景イラストは公式の風景?
いいえ。このブログのために新しく制作した二次創作です。舞台の雰囲気を楽しむ絵としてご覧ください。建物の構造や位置関係を示す公式資料ではありません。
名前から、次の物語へ。
誰と暮らし、何を守り、どんな力を使うのか。
つながりが分かると、あの一枚のイラストが
幻想郷への入り口になります。
参考資料・出典とクレジット
公式サイトと、原作付属文書・書籍の転載先を区別して参照しています。THBWiki・Touhou Wikiは非公式サイトです。書籍の作中人物による推測や証言を、無条件の確定設定にはしていません。全資料の現物照合・全ルートの実機確認を行ったという意味ではありません。
- 一次資料の非公式転載『東方憑依華』付属おまけ・キャラ設定 ↗
- 一次資料の非公式転載『東方緋想天』付属おまけ・キャラ設定 ↗
- 一次資料の非公式転載『東方心綺楼』付属おまけ・キャラ設定 ↗
- 公式サイト黄昏フロンティア『東方心綺楼』公式サイト ↗
原作:東方Project/上海アリス幻樂団・ZUN。黄昏フロンティア制作の公式作品および公式書籍も出典に沿って参照。
画像:本ブログ制作者が動画用にAIで制作した人物イラストと、本記事用にAIで制作した風景。公式立ち絵・公式MVの画像ではありません。
きっかけとなった楽曲:森羅万象 × ちょこふぁん「東方言えるかな」。非公式の人物紹介記事です。
