物語の入り口
頁をめくれば、幻想郷の日常。
道具屋に並ぶ見慣れない品、貸本屋に集まる妖魔本、妖精たちの大木の家、そして夜の居酒屋。東方の書籍作品では、暮らしの中の出来事から幻想郷の奥行きが見えてくる。このページでは作品ごとの舞台と人物をたどり、能力、性格、交友関係を紹介する。能力名は書籍によって表記が変わるため、採用した出典も添えている。
このページでは「東方言えるかな」の画像で紹介した人物を中心に、能力・性格・関係・住まいをたどります。ほかの作品から再び登場する人物や、画像のない登場人物についても、作品の流れに沿って補足しています。
舞台を知ると、人物が見えてくる。
香霖堂
魔法の森の入口にある道具屋。外の世界などから集まる見慣れない品と霖之助の考察が、幻想郷と外をつなぐ。
月の都
綿月姉妹とレイセンの生活・活動の拠点。地上の永遠亭とは場所も立場も異なり、月の社会ならではの役目や上下関係がある。
参照:『東方Project人妖名鑑 常世編』書籍出身人物(日本語原文転載) / 一迅社『東方儚月抄』公式サイト・登場人物
三妖精の大木の家
初期の住まいは魔法の森の大木。のちには博麗神社の敷地内の大木へ移る。人間には見つけにくい木の内側の暮らしが、妖精たちの不思議な日常を支えている。
参照:『東方求聞史紀』サニーミルク(日本語原文転載) / KADOKAWA『東方三月精 Oriental Sacred Place(2)』作品紹介
華扇の屋敷
妖怪の山にある、華扇の住まい。入るためには特別な手順が必要とされ、普通の山道をたどるだけでは足を踏み入れられない。
人間の里
小鈴の鈴奈庵、阿求の稗田家、美宵の鯢呑亭がある生活の舞台。本の貸し借り、幻想郷の記録、酒の席でのもてなしを通じて、人間と妖怪が関わっていく。
参照:『東方Project人妖名鑑 常世編』書籍出身人物(日本語原文転載) / KADOKAWA『東方酔蝶華』第1巻・作品紹介 / 『東方求聞史紀』「記憶する幻想郷」(日本語台詞転載)
東方書籍の人物・能力早見表
名前を選ぶと、その人物の詳しい紹介に移動します。能力の説明と住まい、周囲の人との関係を合わせて読むと、物語での役割も見えてきます。
| 人物 | 登場・役割 | 能力 |
|---|---|---|
| 森近霖之助 | 『東方香霖堂』の主人公・道具屋の店主 | 道具の名前と用途が判る程度の能力 |
| 朱鷺子(通称) | 『東方香霖堂』冒頭の本をめぐる騒動に登場する妖怪 | 不明(確認した原作に固有の能力名の記載なし) |
| レイセン | 『東方儚月抄』で綿月姉妹のもとに身を寄せる月の兎 | 不明(固有の能力名は確認資料で未公表) |
| 綿月依姫 | 綿月姉妹の妹・月の使者を管理する月の姫 | 神霊を呼ぶことができる程度の能力 |
| 綿月豊姫 | 綿月姉妹の姉・月の姫 | 山と海を繋ぐ程度の能力 |
| サニーミルク | 『東方三月精』の光の三妖精・三人のリーダー格 | 光を屈折させる程度の能力 |
| ルナチャイルド | 『東方三月精』の光の三妖精・音を隠す役 | 音を消す程度の能力 |
| スターサファイア | 『東方三月精』の光の三妖精・周りの気配を探る役 | 動くものの気配を探る程度の能力 |
| 茨木華扇 | 『東方茨歌仙』の主人公・霊夢を気にかける仙人 | 動物を導く程度の能力 |
| 本居小鈴 | 『東方鈴奈庵』の主人公・貸本屋の娘 | 如何なる文字でも理解できる程度の能力 |
| 奥野田美宵 | 『東方酔蝶華』の中心人物・鯢呑亭の看板娘 | 酔った者の記憶を操る程度の能力 |
| 稗田阿求 | 九代目の御阿礼の子・『幻想郷縁起』の編纂者 | 一度見た物を忘れない程度の能力 |
| 宮出口瑞霊 | 『東方智霊奇伝』の事件に深く関わる人物 | 心身全てを奪う程度の能力 |
人数はこのページの個別紹介対象です。全登場人物の総数・新規登場人数という意味ではありません。
一人ひとりの物語
STORIES WITHIN THIS VOLUME
東方香霖堂 — 道具と本が集まる森の入口
道具屋の店主・霖之助を通して日常を描く小説。朱鷺子は冒頭の騒動に現れる妖怪の通称。
参照:『東方香霖堂』「幻想郷の巫女と十五冊の魅力 後編」(日本語原文転載) / 『東方求聞史紀』森近霖之助(日本語原文転載)
『東方香霖堂』の主人公・道具屋の店主
森近霖之助
もりちか りんのすけ

魔法の森の入口にある道具屋・香霖堂を営む男性。人間と妖怪の血を引き、普通の人間より長く生きている。小説『東方香霖堂』では、彼の考察や来客とのやり取りを通して幻想郷の日常が語られる。
- 登場
- 『東方香霖堂』の主人公・道具屋の店主
- 能力
- 道具の名前と用途が判る程度の能力『東方求聞史紀』(2006年)
どんな能力?
未知の道具でも名前と用途を知ることができるが、使い方は別に調べる必要がある。便利な品ほど手元に残したくなるため、店には非売品も多い。
どんな性格?
知識と収集への関心が強く、ひとりで考え込むことが多い。客商売に徹するより、自分の関心を優先してしまうところがある。
人物とのつながりかつて魔理沙の実家である霧雨家で働いていた。霊夢や魔理沙は店に出入りし、道具や本をめぐる話の相手になる。
設定をもう少し詳しく
霖之助は男性で、人間と妖怪のハーフ。女性の登場人物が多い東方の中で、道具屋の店主として独自の視点を担っている。
参照:『東方求聞史紀』森近霖之助(日本語原文転載) / 『東方香霖堂』「幻想郷の巫女と十五冊の魅力 後編」(日本語原文転載)
人物一覧へ戻る ↑『東方香霖堂』冒頭の本をめぐる騒動に登場する妖怪
朱鷺子(通称)
ときこ

『東方香霖堂』に登場する、本を大切にしている名前のない妖怪。読者の間では「朱鷺子」や「名無しの本読み妖怪」と呼ばれるが、作中で正式に名乗った名前ではない。
- 登場
- 『東方香霖堂』冒頭の本をめぐる騒動に登場する妖怪
- 能力
- 不明(確認した原作に固有の能力名の記載なし)『東方香霖堂』「幻想郷の巫女と十五冊の魅力」
どんな能力?
妖怪として霊夢と戦ったことは語られるものの、固有の能力名は示されていない。本を大切にする姿は印象的だが、読書そのものが能力だという説明はない。
どんな性格?
霊夢に持ち去られた本を取り戻そうと、香霖堂まで追ってくる。怒って抗議する姿から、本への強い思いと諦めない様子が伝わる。
人物とのつながり霊夢と本をめぐって争い、その場にいた魔理沙が相手を引き受ける。霖之助の店員や家族という設定は確認できない。
設定をもう少し詳しく
羽を持つ姿で描かれるが、トキの妖怪だとは確定していない。登場場面が限られるため、普段の暮らしや性格には分からない部分が多い。
参照:『東方香霖堂』「幻想郷の巫女と十五冊の魅力 後編」(日本語原文転載) / THBWiki 名無しの本読み妖怪(ファン通称の確認)
人物一覧へ戻る ↑STORIES WITHIN THIS VOLUME
東方儚月抄 — 地上の向こうにある月の都
永琳が地上に暮らす一方、月側には綿月姉妹とレイセンがいる。月と地上を結ぶ関係の中で、姉妹のもとにいた鈴仙の名が、別の月の兎へ受け継がれていく。
参照:一迅社『東方儚月抄』公式サイト・登場人物 / 『東方Project人妖名鑑 常世編』書籍出身人物(日本語原文転載)
『東方儚月抄』で綿月姉妹のもとに身を寄せる月の兎
レイセン
レイセン

永遠亭にいる鈴仙・優曇華院・イナバとは別人の月の兎。月から地上へ逃れてきたものの、永琳の手紙を月へ運ぶことになり、綿月姉妹と関わっていく。
- 登場
- 『東方儚月抄』で綿月姉妹のもとに身を寄せる月の兎
- 能力
- 不明(固有の能力名は確認資料で未公表)一迅社『東方儚月抄』公式登場人物紹介/『人妖名鑑 常世編』(2020年)
どんな能力?
公式サイトでは固有の能力名は未公表。月の兎同士は遠く離れていても会話できるが、彼女に鈴仙と同じ「狂気を操る程度の能力」があるとは記されていない。
どんな性格?
依姫には不器用さを心配されている。強い指導者に囲まれた立場から描かれ、姉妹の反応や月の暮らしを身近に見せる役割を担う。
人物とのつながり姉妹のもとで、かつて飼われていた鈴仙に由来する「レイセン」の名を受け継ぐ。永琳は地上と月をつなぐ手紙を彼女に託す。
設定をもう少し詳しく
月の姉妹のもとにいるレイセンと、永遠亭の鈴仙・優曇華院・イナバは別人。同じ名を受け継いだ経緯が、二人をつないでいる。
参照:一迅社『東方儚月抄』公式サイト・登場人物 / 『東方Project人妖名鑑 常世編』書籍出身人物(日本語原文転載)
人物一覧へ戻る ↑綿月姉妹の妹・月の使者を管理する月の姫
綿月依姫
わたつきの よりひめ

綿月豊姫の妹で、月の使者である兎たちを管理する姫。月側の人物として『東方儚月抄』に登場し、地上の主人公たちとは異なる立場から物語に関わる。
- 登場
- 綿月姉妹の妹・月の使者を管理する月の姫
- 能力
- 神霊を呼ぶことができる程度の能力『東方幻存神籤』(2025年。『人妖名鑑 常世編』にも同表記)
どんな能力?
多くの神霊を呼び、その力を借りられる。強力だが、神々同士の相性があるため、あらゆる力を同時に借りるわけにはいかないと説明される。
どんな性格?
姉より生真面目で、兎の不器用さにも目を配る。厳格な立場にあっても、月の兎たちを完全に思いどおりに管理できるわけではない。
人物とのつながり豊姫とは姉妹で、八意永琳はかつて面倒を見てくれた人物。レイセンは姉妹のもとに来た月の兎であり、月の社会における上下関係も描かれる。
設定をもう少し詳しく
綿月姉妹の妹が依姫で、姉が豊姫。姉妹が並ぶ画像では、左側に描かれている。
参照:一迅社『東方儚月抄』公式サイト・登場人物 / 『東方Project人妖名鑑 常世編』書籍出身人物(日本語原文転載) / 『東方幻存神籤』121 綿月依姫・p.141(日本語原文転載)
人物一覧へ戻る ↑綿月姉妹の姉・月の姫
綿月豊姫
わたつきの とよひめ

綿月依姫の姉にあたる月の姫。生真面目な妹に比べ、天真爛漫で自由な態度が目立つ。月の社会の上層に属しながら、姉妹の会話では気負いの少ない一面を見せる。
- 登場
- 綿月姉妹の姉・月の姫
- 能力
- 山と海を繋ぐ程度の能力『東方幻存神籤』(2025年)
どんな能力?
山と海をつなぐ能力を持つ。『人妖名鑑 常世編』では離れた場所を行き来する力として紹介され、単に水や岩を動かす能力としては説明されていない。
どんな性格?
面倒な仕事を妹に任せがちで、のびのび振る舞う。月の兎にも親しまれているようだが、公式解説では、親しさが侮りにもつながり得るという月の上下関係に触れられている。
人物とのつながり依姫の姉で、姉妹ともに永琳と古い縁を持つ。かつて鈴仙をかわいがり、後に別の月の兎へレイセンの名が受け継がれる。
設定をもう少し詳しく
綿月姉妹の姉が豊姫。姉妹が並ぶ画像では右側に描かれている。公式サイトの初期紹介では能力は不明だったが、後の書籍で能力名が明かされている。
参照:一迅社『東方儚月抄』公式サイト・登場人物 / 『東方Project人妖名鑑 常世編』書籍出身人物(日本語原文転載) / 『東方幻存神籤』120 綿月豊姫・p.140(日本語原文転載)
人物一覧へ戻る ↑STORIES WITHIN THIS VOLUME
東方三月精 — 大木に暮らす光の三妖精
日光・月光・星光に縁のある三人が、能力を合わせていたずらを仕掛ける。住まいはシリーズの途中で森から博麗神社の敷地内へ移る。

参照:『東方求聞史紀』サニーミルク(日本語原文転載) / 『東方Project人妖名鑑 常世編』書籍出身人物(日本語原文転載) / KADOKAWA『東方三月精 Oriental Sacred Place(2)』作品紹介
『東方三月精』の光の三妖精・三人のリーダー格
サニーミルク
サニーミルク

日の光に結び付いた妖精で、ルナチャイルド、スターサファイアと一緒に騒動を起こす。三人の中では行動の先頭に立ちやすく、明るく勢いのある性格をしている。
- 登場
- 『東方三月精』の光の三妖精・三人のリーダー格
- 能力
- 光を屈折させる程度の能力『東方求聞史紀』(2006年)ほか
どんな能力?
光を曲げて景色を違って見せ、自分たちの姿を隠すこともできる。視覚をごまかす仕掛けを、道に迷わせるいたずらなどに使う。
どんな性格?
好奇心旺盛で、おいしい食べ物にも目がない。大胆に仕掛けても、相手に気付かれると逃げ出す妖精らしい小心さもある。
人物とのつながりルナの消音、スターの気配の探知と力を合わせる。姿を隠すサニー、音を消すルナ、周りを警戒するスターという役割が、三人のいたずらを支えている。
設定をもう少し詳しく
『求聞史紀』に記される魔法の森の家は初期の住まい。『三月精』の後の物語では、博麗神社の敷地内へ引っ越している。
参照:『東方求聞史紀』サニーミルク(日本語原文転載) / 『東方Project人妖名鑑 常世編』書籍出身人物(日本語原文転載) / 『東方求聞史紀』ルナチャイルド(日本語原文転載) / 『東方求聞史紀』スターサファイア(日本語原文転載) / KADOKAWA『東方三月精 Oriental Sacred Place(2)』作品紹介
人物一覧へ戻る ↑『東方三月精』の光の三妖精・音を隠す役
ルナチャイルド
ルナチャイルド

月の光に結び付いた妖精。サニー、スターと暮らし、いたずらを手伝う。夜に活動的になる性質を持ち、昼間を中心に行動する妖精たちとは少し違った生活のリズムがある。
- 登場
- 『東方三月精』の光の三妖精・音を隠す役
- 能力
- 音を消す程度の能力『東方求聞史紀』(2006年)・『人妖名鑑 常世編』(2020年)の表記
どんな能力?
周囲の音を消し、足音などを気付かれにくくする。サニーが姿を隠す力と組み合わせると、見え方と音の両方から相手を惑わせられる。
どんな性格?
落ち着いた印象の一方、転んだり逃げ遅れたりする不器用さが描かれる。『求聞史紀』には珈琲を好む妖精としても記録されている。
人物とのつながりサニーとスターは日々のいたずらを一緒に考える仲間。便利な能力がそろっていても失敗するところが、三人のやり取りの見どころになる。
設定をもう少し詳しく
月の光の妖精であり、月の都に暮らす月人や月の兎ではない。
参照:『東方求聞史紀』ルナチャイルド(日本語原文転載) / 『東方Project人妖名鑑 常世編』書籍出身人物(日本語原文転載) / 『東方求聞史紀』サニーミルク(日本語原文転載) / KADOKAWA『東方三月精 Oriental Sacred Place(2)』作品紹介
人物一覧へ戻る ↑『東方三月精』の光の三妖精・周りの気配を探る役
スターサファイア
スターサファイア

星の光に結び付いた妖精。三人の中では少し距離を置いて状況を見ることが多く、穏やかでつかみどころのない振る舞いが特徴となる。
- 登場
- 『東方三月精』の光の三妖精・周りの気配を探る役
- 能力
- 動くものの気配を探る程度の能力『人妖名鑑 常世編』(2020年)の表記
どんな能力?
近くを動くものの気配を探り、誰かが近づくのを察知する。『求聞史紀』では人間と大きな動物を取り違える場合も記され、相手の正体を何でも見抜く能力ではない。
どんな性格?
自分から騒ぎの中心に飛び込むより、周りを眺める場面が多い。『幻存神籤』でも、三人の中で大らかな人物として説明される。
人物とのつながりサニーの視覚へのいたずらとルナの消音を、周囲を警戒する役割で支える。仲間と一緒にいても、二人とまったく同じ反応をするわけではない。
設定をもう少し詳しく
能力名の表記は作品によって異なる。画像は2020年の『人妖名鑑 常世編』と同じ表記で、2025年の『幻存神籤』では生き物の気配を探る力として記される。
参照:『東方求聞史紀』スターサファイア(日本語原文転載) / 『東方Project人妖名鑑 常世編』書籍出身人物(日本語原文転載) / 『東方幻存神籤』64 スターサファイア・p.82(日本語原文転載) / 『東方求聞史紀』サニーミルク(日本語原文転載) / KADOKAWA『東方三月精 Oriental Sacred Place(2)』作品紹介
人物一覧へ戻る ↑STORIES WITHIN THIS VOLUME
東方茨歌仙 — 山の屋敷と博麗神社を行き来する仙人
霊夢を気にかける華扇と、幻想郷の日々の出来事を描く。真面目な仙人としての振る舞いの奥には、彼女自身の正体に関わる秘密がある。
参照:『東方Project人妖名鑑 常世編』書籍出身人物(日本語原文転載) / 『東方幻存神籤』茨木華扇・p.99(日本語原文転載)
『東方茨歌仙』の主人公・霊夢を気にかける仙人
茨木華扇
いばらき かせん

博麗神社へたびたび通い、霊夢の暮らしや振る舞いを気にかける仙人。名前は華扇で、仙人としての号が「茨華仙」。日常の小さな出来事にも、修行者の立場から関わっていく。
- 登場
- 『東方茨歌仙』の主人公・霊夢を気にかける仙人
- 能力
- 動物を導く程度の能力『人妖名鑑 常世編』(2020年)・『東方幻存神籤』(2025年)
どんな能力?
動物を導き、意思を通じ合わせる力を持つ。『幻存神籤』では、華扇があるべきと考える姿へ動物を導く意味があり、単に命令へ従わせる力ではないと説明される。
どんな性格?
真面目で世話好き。厳しく注意することもあるが、人間への情が深く、困っている相手を放っておけない面がある。
人物とのつながり霊夢に助言し、魔理沙とも交流する。小野塚小町との付き合いもあり、人間と妖怪・死神の間を行き来する広い交友関係を持つ。
設定をもう少し詳しく
名前は「茨木華扇」、仙人としての号は「茨華仙」。似た呼び名だが、「華扇」は名前、「茨華仙」は号という違いがある。
正体に関する補足(『茨歌仙』の重要なネタバレ)
『東方幻存神籤』のZUNコメントでは、仙人として暮らしているが正体は鬼だと明記される。詳しい来歴や物語終盤の出来事は、この入門紹介では展開しない。
参照:『東方Project人妖名鑑 常世編』書籍出身人物(日本語原文転載) / 『東方幻存神籤』茨木華扇・p.99(日本語原文転載)
人物一覧へ戻る ↑STORIES WITHIN THIS VOLUME
東方鈴奈庵 — 貸本屋からのぞく人間の里
本屋の娘・小鈴と妖魔本をきっかけに、人間の暮らしへ妖怪の気配が入り込む。本を読み集める小鈴と、幻想郷を記録する阿求の交流も見どころ。
参照:KADOKAWA『東方鈴奈庵』第1巻・作品紹介 / 『東方Project人妖名鑑 常世編』書籍出身人物(日本語原文転載)
『東方鈴奈庵』の主人公・貸本屋の娘
本居小鈴
もとおり こすず

人間の里の貸本屋・鈴奈庵の娘で、店番をしながら本に囲まれて暮らす少女。『東方鈴奈庵』では、彼女の目を通して、里の生活とそこへ入り込む妖怪の気配が描かれる。
- 登場
- 『東方鈴奈庵』の主人公・貸本屋の娘
- 能力
- 如何なる文字でも理解できる程度の能力『東方幻存神籤』(2025年)
どんな能力?
さまざまな文字を理解できる力に目覚め、妖怪が書いた妖魔本にも関心を持つ。ただし、読めることと本に潜む危険を見抜けることは別である。
どんな性格?
珍しい本に惹かれる好奇心の持ち主。知りたい気持ちや収集への熱意が、日常を不思議な事件へつないでいく。
人物とのつながり稗田阿求とは仲がよく、阿求は家業の関係でも店を訪れる。霊夢や魔理沙も物語に関わり、人間の姿をした二ッ岩マミゾウも客として通う。
設定をもう少し詳しく
小鈴は鈴奈庵の娘で、店番をしている人間。特別な読書の能力を持つが、種族としての魔法使いではない。
参照:KADOKAWA『東方鈴奈庵』第1巻・作品紹介 / 『東方Project人妖名鑑 常世編』書籍出身人物(日本語原文転載) / 『東方幻存神籤』122 本居小鈴・p.142(日本語原文転載)
人物一覧へ戻る ↑STORIES WITHIN THIS VOLUME
東方酔蝶華 — 鯢呑亭の灯りと夜の噂
人里の居酒屋を舞台に、美宵と客たちをめぐる酒の話、不思議な出来事が描かれる。
参照:KADOKAWA『東方酔蝶華』第1巻・作品紹介 / 『東方幻存神籤』123 奥野田美宵・p.143(日本語原文転載)
『東方酔蝶華』の中心人物・鯢呑亭の看板娘
奥野田美宵
おくのだ みよい

人間の里の居酒屋・鯢呑亭で働く看板娘。『東方酔蝶華』は、店をめぐる不思議な噂を霊夢が調べるところから始まり、美宵と酒を飲む人々の暮らしへと広がっていく。
- 登場
- 『東方酔蝶華』の中心人物・鯢呑亭の看板娘
- 能力
- 酔った者の記憶を操る程度の能力『東方幻存神籤』(2025年)
どんな能力?
酔った相手の記憶に働きかける。酒と記憶が結び付いた能力なので、宴会のにぎわいだけでなく、翌朝に残る疑問も物語の入口になる。
どんな性格?
親しみやすく、料理もこなす働き者。作画担当の水炊きは、酔客への対応に慣れたたくましさも意識して描いていると説明している。
人物とのつながり店を訪れる人間や妖怪と関わる。2025年の公式解説では、美宵が夜には人間向け、深夜には妖怪向けの顔を持つという二面性が紹介される。
設定をもう少し詳しく
鯢呑亭では看板娘として働く座敷童。店主との血縁は確認されておらず、種族や能力は物語序盤の謎にも関わっている。
参照:KADOKAWA『東方酔蝶華』第1巻・作品紹介 / 『東方Project人妖名鑑 常世編』書籍出身人物(日本語原文転載) / KADOKAWA『東方酔蝶華』第4巻・作品紹介 / 『東方幻存神籤』123 奥野田美宵・p.143(日本語原文転載)
人物一覧へ戻る ↑STORIES WITHIN THIS VOLUME
東方求聞史紀など — 幻想郷を記録する稗田家
阿求は幻想郷を知るための記録を残す書き手。『求聞史紀』の記述には、作中人物である阿求の見聞や評価という性格もある。
参照:『東方求聞史紀』「記憶する幻想郷」(日本語台詞転載) / 『東方Project人妖名鑑 常世編』書籍出身人物(日本語原文転載)
九代目の御阿礼の子・『幻想郷縁起』の編纂者
稗田阿求
ひえだの あきゅう

稗田家の当主を務める九代目の御阿礼の子。幻想郷の妖怪や人物、危険な場所を記録し、人間が暮らすための知識を『幻想郷縁起』にまとめる書き手である。
- 登場
- 九代目の御阿礼の子・『幻想郷縁起』の編纂者
- 能力
- 一度見た物を忘れない程度の能力『東方幻存神籤』(2025年)の表記
どんな能力?
見たものを忘れない力を、調査や記録に生かす。2025年の解説では、聞き覚えは別で、まず書き留めて読むことや、書き間違いまで覚えてしまう点が示される。
どんな性格?
丁寧な態度で客を迎える一方、記録には鋭い評も交える。『記憶する幻想郷』では、相手によって筆が変わる様子も描かれる。
人物とのつながり小鈴と親しく、鈴奈庵へ通う。記録する側の阿求と本を集める小鈴の関係は、人間の里の知識と暮らしを結び付けている。
設定をもう少し詳しく
御阿礼の子には短命という設定があるが、阿求個人の死亡年は確認されていない。動画画像には、彼女が登場する音楽CD『幺樂団の歴史』の作品名が添えられている。
参照:『東方Project人妖名鑑 常世編』書籍出身人物(日本語原文転載) / 『東方求聞史紀』「記憶する幻想郷」(日本語台詞転載) / 『東方幻存神籤』稗田阿求・p.146(日本語原文転載)
人物一覧へ戻る ↑STORIES WITHIN THIS VOLUME
東方智霊奇伝 — 怨霊の事件を追う物語
他者への憑依が関わる事件を、さとりが追う。瑞霊の正体や動機は物語の謎に深く結び付いており、この紹介にも2025年の公式書籍で明かされた内容を含む。
参照:KADOKAWA『東方智霊奇伝 反則探偵さとり 迷宮編1』作品紹介 / 『東方幻存神籤』124 宮出口瑞霊・p.144(日本語原文転載)
『東方智霊奇伝』の事件に深く関わる人物
宮出口瑞霊
みやでぐち みずち

『東方智霊奇伝』の事件の中心にいる怨霊。さとりが追う謎や、博麗神社をめぐる過去と深く結び付くため、詳しい紹介そのものが物語のネタバレを含む人物である。
- 登場
- 『東方智霊奇伝』の事件に深く関わる人物
- 能力
- 心身全てを奪う程度の能力『東方幻存神籤』(2025年)
どんな能力?
他者への憑依が事件の鍵になる。公式の能力名は、2025年の『東方幻存神籤』に「心身全てを奪う程度の能力」と掲載された。
どんな性格?
博麗神社に対する怨みを抱えて行動する。ただ怖い相手というだけでなく、怨みが存在そのものを支える怨霊としての事情がある。
人物とのつながり霊夢と対立し、さとりの探偵としての活動に関わる。『智霊奇伝 迷宮編6』の出版社紹介は、霊夢との戦いが決着する巻だと説明している。
設定をもう少し詳しく
ここでは2025年の公式書籍と出版社の作品紹介で確認できる範囲を扱っている。漫画全話の展開や、決着後の具体的な生活についての解説は含まない。
怨霊としての事情(2025年公式書籍のネタバレ)
『幻存神籤』のZUNコメントでは、怨霊になってから比較的日が浅く、怨みの理由をかすかに覚えているとされる。また怨みが晴れると成仏し、怨霊としての存在を失うと説明される。これは2025年の解説時点の記述で、漫画最終展開の代わりではない。
参照:『東方幻存神籤』124 宮出口瑞霊・p.144(日本語原文転載) / KADOKAWA『東方智霊奇伝 反則探偵さとり 迷宮編1』作品紹介 / KADOKAWA『東方智霊奇伝 反則探偵さとり 迷宮編6』作品紹介 / THBWiki 宮出口瑞霊・分析考据(読み仮名の補助確認)
人物一覧へ戻る ↑人物の関係から、物語を読む
読む前後に、気になること
画像の能力名と本文が違う場合は?
動画用カードには短縮した言い方や、別作品での表記が含まれます。本文は参照資料の能力名を示し、確認できた違いを画像の下や紹介欄で補足しています。
登場したステージが、その人の家なの?
必ずしも同じではありません。自宅・活動拠点・出会う場所を分けて記載しています。所在地が分からない場合に、ステージ背景から家の場所を作ることはしていません。
背景イラストは公式の風景?
いいえ。このブログのために新しく制作した二次創作です。舞台の雰囲気を楽しむ絵としてご覧ください。建物の構造や位置関係を示す公式資料ではありません。
名前から、次の物語へ。
誰と暮らし、何を守り、どんな力を使うのか。
つながりが分かると、あの一枚のイラストが
幻想郷への入り口になります。
参考資料・出典とクレジット
公式サイトと、原作付属文書・書籍の転載先を区別して参照しています。THBWiki・Touhou Wikiは非公式サイトです。書籍の作中人物による推測や証言を、無条件の確定設定にはしていません。全資料の現物照合・全ルートの実機確認を行ったという意味ではありません。
- 公式書籍の非公式転載『東方求聞史紀』森近霖之助(日本語原文転載) ↗
- 公式小説の非公式転載『東方香霖堂』「幻想郷の巫女と十五冊の魅力 後編」(日本語原文転載) ↗
- 二次資料・通称の確認に限定THBWiki 名無しの本読み妖怪(ファン通称の確認) ↗
- 出版社公式サイト一迅社『東方儚月抄』公式サイト・登場人物 ↗
初期連載時の紹介。綿月姉妹の能力欄は当時の未公表状態であり、後発書籍と区別する。
- 公式書籍の非公式転載『東方Project人妖名鑑 常世編』書籍出身人物(日本語原文転載) ↗
ZUNコメント・Character Data・Personalityと、各画家自身のコメントを区別。本文は短く要約する。
- 公式書籍の非公式転載『東方幻存神籤』120 綿月豊姫・p.140(日本語原文転載) ↗
- 公式書籍の非公式転載『東方幻存神籤』121 綿月依姫・p.141(日本語原文転載) ↗
- 公式書籍の非公式転載『東方求聞史紀』サニーミルク(日本語原文転載) ↗
- 公式書籍の非公式転載『東方求聞史紀』ルナチャイルド(日本語原文転載) ↗
- 公式書籍の非公式転載『東方求聞史紀』スターサファイア(日本語原文転載) ↗
- 公式書籍の非公式転載『東方幻存神籤』64 スターサファイア・p.82(日本語原文転載) ↗
- 出版社公式サイトKADOKAWA『東方三月精 Oriental Sacred Place(2)』作品紹介 ↗
住まいを博麗神社の敷地内の大木へ移したと明記。
- 公式書籍の非公式転載『東方幻存神籤』茨木華扇・p.99(日本語原文転載) ↗
- 公式書籍の非公式転載『東方幻存神籤』122 本居小鈴・p.142(日本語原文転載) ↗
- 出版社公式サイトKADOKAWA『東方鈴奈庵』第1巻・作品紹介 ↗
- 公式書籍の非公式転載『東方幻存神籤』123 奥野田美宵・p.143(日本語原文転載) ↗
- 出版社公式サイトKADOKAWA『東方酔蝶華』第1巻・作品紹介 ↗
- 出版社公式サイトKADOKAWA『東方酔蝶華』第4巻・作品紹介 ↗
- 公式書籍の非公式転載『東方幻存神籤』稗田阿求・p.146(日本語原文転載) ↗
- 公式漫画の非公式転載『東方求聞史紀』「記憶する幻想郷」(日本語台詞転載) ↗
日本語台詞が一次本文。中国語の状況説明はWikiによる補足であり公式の地の文と混同しない。
- 公式書籍の非公式転載『東方幻存神籤』124 宮出口瑞霊・p.144(日本語原文転載) ↗
- 出版社公式サイトKADOKAWA『東方智霊奇伝 反則探偵さとり 迷宮編1』作品紹介 ↗
- 出版社公式サイトKADOKAWA『東方智霊奇伝 反則探偵さとり 迷宮編6』作品紹介 ↗
瑞霊と霊夢の戦いの決着に触れる紹介。本文の結末までは今回未確認。
- 二次資料・読み仮名の補助確認に限定THBWiki 宮出口瑞霊・分析考据(読み仮名の補助確認) ↗
原作:東方Project/上海アリス幻樂団・ZUN。黄昏フロンティア制作の公式作品および公式書籍も出典に沿って参照。
画像:本ブログ制作者が動画用にAIで制作した人物イラストと、本記事用にAIで制作した風景。公式立ち絵・公式MVの画像ではありません。
きっかけとなった楽曲:森羅万象 × ちょこふぁん「東方言えるかな」。非公式の人物紹介記事です。
